IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:ソーシャル・エンジニアリングを巧みに利用した攻撃の分析と対策


    脆弱性を狙った脅威の分析と対策,050-SEPROAUTH-02

     2008年4月16日、IPAセキュリティセンターを騙り、マルウェアの仕掛けられたファイルが添付された「なりすましメール」が出回ったことを確認し、IPAでは「重要なお知らせ」として注意喚起を行いました。
     これは、アプリケーションの脆弱性とソーシャル?エンジニアリングを巧みに利用した標的型攻撃であり、このような場合、メールの受信者が受信したメールから攻撃の存在を推測することは非常に困難であるため、事前の対策および脅威の可視化が重要です。
    今回公開した「ソーシャル?エンジニアリングを巧みに利用した攻撃の分析と対策」(全8ページ)は、このケースと同様の攻撃への対策を促進するため、攻撃の概要、分析結果、対策等をまとめたものです。

     IPAでは今後発生し得る新たな脅威についても調査?分析を継続して実施し、対策を発表していきます。
     なお、IPAでは、このような「不審メール」の情報収集、および予防?対処方法などの情報提供を目的とした「不審メール110番」相談窓口を設置しています,156-915.76。詳細は、以下のURLを参照ください。

    脚注

    (*1)話術や盗み聞き?盗み見等を利用し、人間の心理,SG0-001?行動の隙を突くことで情報を不正に取得する手段の総称。

    (*2)Malicious Software:悪意あるプログラム。ユーザの望まない悪さをするプログラムのこと。

    本件に関するお問い合わせ先

    7月のIPAの活動(2011年7月):IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

    1.ソフトウェア?プロセス?エンジニアリング?シンポジウム2011(SPES2011)でテクニカルセッションなどを実施

    (担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

    IPAは、7月27日(水)から28日(木)に秋葉原UDX(柧┒记Т锴─情_催されたソフトウェア?プロセス?エンジニアリング?シンポジウム2011(SPES2011、主催:一般社団法人情報サービス産業協会())に参加し、テクニカルセッションなどを実施しました。

    本シンポジウムは、2003年から毎年開催されている”現場による現場のためのシンポジウム”です。IPAからは、以下の発表が行われました。

    27日(水): プロセス改善WG委員やIPA研究員による「開発現場自らの課題を出発点
    としたプロセス改善ナビゲーション手法」と題したワークショップ

    28日(木): IPA研究員による「システム基盤における上流工程での非機能要求合意を
    目指して」と題したテクニカルセッション

    それぞれ約20名の方が参加し、活発な討論が行われました,70-663

    本ワークショップ?テクニカルセッションの詳細については、次のURLをご覧ください。

    2.プロセス改善活動についての新たな手法とその適用のためのツール類を公開

    (担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

    本ワークショップ?テクニカルセッションの詳細については、次のURLをご覧ください。

    IPAは、「プロセス改善活動についての新たな手法とその適用のためのツール類」を7月7日(木)に公開しました。

    ITシステムの開発現場において、プロセス改善は、品傧蛏稀ⅴ偿攻认鳒pなどを実現するために有効な取組みです。その一方で、実際の開発現場でプロセス改善を試みようとしても、やり方が分からない、従来の手法では現場に作業負荷がかかりすぎるなどの課題があり、問題意識を持つ技術者であっても二の足を踏む状況にありました。

    これに対応するため、IPAは、ソフトウェアプロセス改善に取り組みやすくした新たな手法「 自律改善メソッド」を開発するとともに、改善活動に役立つヒントなどを盛り込んだツール類をとりまとめ、公開しました。

    今回公開した主な「SPINA3CH 自律改善メソッド」ツール類は、以下のとおりです。

    ? 「SPINA3CH 自律改善メソッド」ガイドブック

    ? ワークシート3種/「問題気づきシート」、「問題分析絞り込みシート」、「改善検討ワークシート」

    プロセス改善活動についての新たな手法とその適用のためのツール類の詳細については、次のURLをご覧ください。

    3.ソフトウェア?エンジニアリング?セミナー@神戸の開催

    (担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

    IPAは、財団法人計算科学振興財団()との共催で「ソフトウェア?エンジニアリング?セミナー@神戸」を7月22日(金)に計算科学センタービル(兵庫県神戸市)で開催しました。

    本セミナーでは、組織的なソフトウェア開発や開発プロジェクトの管理の経験が少ない技術者、管理者を対象に、品伽胃撙ぅ渐榨去ΕДⅳ騽柯胜瑜_発するための一般的な手法やノウハウについて、IPAで取りまとめている内容を中心に解説しました。

    約60名の方に参加いただき、「パワフルなプレゼンで興味深く聴講できた」、「関西でもセミナーを多く開催して欲しい」などの意見?感想を頂きました。これらの意見を今後のIPA成果普及活動に活かしていきます。

    ソフトウェア?エンジニアリング?セミナー@神戸の詳細については、次のURLをご覧ください。

    4.フォーマルメソッド普及促進セミナー2011 in 札幌で講演

    (担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

    IPAは、7月22日(金)にニューオータニイン札幌(北海道札幌市)で開催された「フォーマルメソッド普及促進セミナー2011 in 札幌」(主催:経済産業省北海道経済産業局、北海道、北海道立総合研究機構)にIPA研究員を派遣し、特別講演を行いました。

    講演では、「」の普及促進を通じた新たなビジネス機会創出を目的に、ソフトウェア開発に携わるIT企業やソフトウェアを活用するユーザー企業関係者などを対象に、我が国のソフトウェア開発の最先端の取組みを紹介しました。講演には約90名が参加され、熱心に聴講していました。

    フォーマルメソッド普及促進セミナー2011 in 札幌の詳細については、次のURLをご覧ください,156-915.76

    5. 夏のソフトウェアプロセス改善セミナーの開催

    (担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

    IPAは、日本SPIコンソーシアム(JASPIC)との共催で、JASPIC 夏のソフトウェアプロセス改善セミナー(JASPIC夏セミ)を7月22日(金)にエル?おおさか(大阪府立労働センター、大阪市中央区)で開催しました。

    本セミナーは、ソフトウェアプロセス改善活動の重要性を再確認するとともに、活動の推進?継続に役立つ知見を得ることを目的として開催されるものです。IPA研究員によるセミナー形式のチュートリアルとして実施され、約30名に参加いただきました。

    JASPIC 夏のソフトウェアプロセス改善セミナーの詳細については、次のURLをご覧ください。

    6.第1回ITC近畿会セミナー「IPA共催セミナー」の開催

    (担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

    IPAは、との共催で、第1回ITC近畿会セミナー「IPA共催セミナー」を7月23日(土)にエル?おおさか(大阪府立労働センター、大阪市中央区)で開催しました。

    本セミナーは、ITコーディネータやSEなどを対象にして、ITCプロセスの再確認およびITの新しい動向などについて理解いただくことを目的としたもので、IPAのエンタプライズ系プロジェクトの研究成果を発表しました。セミナーには約60名の方に参加いただきました。

    第1回ITC近畿会セミナー「IPA共催セミナー」の詳細については、次のURLをご覧ください。

    7.SECセミナー開催報告(2011年7月)

    (担当理事(本部長):仲田、担当所長:松田)

    IPAは、事業成果を広く普及?啓発することを目的としたセミナー、ソフトウェア?エンジニアリングに関する国内外の最新動向などを紹介することを目的とした特別セミナーをそれぞれ実施しています,C4120-783。7月は、以下の日程でIPA会議室(文京区)にて実施しました。

    ? ソフトウェア開発力向上!「プロセス」と「改善」~開発プロセスとアセスメントの基礎~
    日時:7月1日(金)

    ? アーキテクチャ指向エンジニアリングと形式手法(特別セミナー)
    日時:7月4日(月)から5日(火)

    ? ITプロジェクトの見える化と定量的品俟芾?br /> 日時:7月6日(水)

    ? アジャイル開発を適切に採り入れるためのポイントとアジャイル開発の事例
    日時:7月8日(金)

    ? 超上流工程~システムズエンジニアリングとビジネスアナリシスの視点から~
    (特別セミナー)
    日時:7月12日(火)

    ? 定量的管理に基づくソフトウェア開発の推進~定量データ活用とCoBRA~
    日時:7月26日(火)

    今後のセミナーなどの予定などについては、次のURLをご覧ください。